今朝は湾港沖にある防波堤へ、港湾改修工事の見学会に行ってきました。
見学会資料の航空写真、丸で囲った場所がその防波堤。
今日ははるばる奄美大島の瀬戸内町から、大きなコンクリートの箱ケーソンが到着。
そういえば、奄美で湾港の工事に使われるケーソンを、前にアップしてます。
ケーソンを運ぶ様子もアップしてます(笑)
そんな以前から興味のあった工事現場の見学へ、念願かなって行けたのです。
防波堤は上に見えてる部分は四角いコンクリートだけですが。
その下には石が積んであって、家を建てる時の基礎と同じような部分があるそうです。
その上にコンクリートの箱(ケーソン)を設置し、防波堤となるわけです。
ちなみに海底での石を均す作業は人力。
今まさにNHKの連ドラあまちゃんで出てる潜水士のお仕事が、このような工事なわけです。
とても体力を使う仕事で、潜水時間も水深によって厳しく定められている重労働。
最近は潜水士の数も減ってきているそうです。
今回運ばれてきたケーソンがこれ。
水上に見えてる部分は6mくらいですが、水の中に沈んでいる部分を合わせると20mの高さ。
そして、幅24.9m長さが16mと巨大な箱。
7階建てのビルくらいの大きさと言えば、その巨大さが想像できるでしょうか。
これを海に浮かせて船で引っ張って運んでくる、それだけでもすごい!
水で沈める作業をしてる方々がいますが、なんせ浮いてる状態なのでかなり揺れてました。
ゆらゆらする中での作業、酔ったりしないのかな(汗)
海に浮いたケーソンに水を入れている様子。
灰色の太いホースで入れています。
私達が防波堤に到着して帰るまでの1時間足らずの間でも、だいぶ水の重さで沈みました。
この後、水を入れて沈めたケーソンがしっかり定位置に置かれたら、石を入れコンクリートを打つ。
海での作業なのでその日の天候、海の時化などに大きく左右されるそうです。
さて、一番のお楽しみは沖防波堤からの眺め。
防波堤から湾港まで780mもあるそうですが、すぐ近くに感じました。
海上っていうのは距離を短く感じるものだそうで。
湾港から防波堤へタグボートで行く時帰る時、結構時間がかかりました。
工事をされた建設会社の方の説明も興味深く、話を聞くのに夢中で思ったより写真は撮ってないーーー。
もう2度と行けないはずの沖防波堤なのに、うっかりだ(笑)
でも憧れの工事現場へ行けて、それだけで十分いい経験です。
このような貴重な見学会を行なって下さった、建設会社の方々に感謝!
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by chico716
| 2013-05-10 11:07
| 風日記